ちら見カメラ

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Android版のバグ改修などの状況はこちら(外部サイト)で参照できます。
バグを見つけたりお手持ちのAndroidでの稼働状況をお知らせくださるときは、Google playに掲載しているメールアドレスにその内容を送信してください。


ちら見カメラ(無料)

Android版 2017.01.01 バージョン1.3.1公開中 変更履歴
iPhone版 2015.08.14 作りません


※画像は開発中のものです。


ちら見カメラとは

Wi-Fi(同一LAN内)専用の簡易WebCamアプリ(映像のみ)です。
Androidのカメラで撮影している動画を他のスマホやパソコンから参照できます。
簡単な設定のみでとりあえず使えるようにしてあります。
無料で広告なし、余計な機能(自社サイト誘導など)なしで、ストレスなく使えます。


使い方

ちら見カメラを起動すると、画面に「http://xxx.xxx.xxx.xxx:8080」というアドレスが表示されます。
他のパソコンやスマホから、そのアドレスにアクセスしてみてください。
まずはそのまま動かしてみて、後から必要な所だけ設定を変更してみてください。

初回起動時にテストを行い、ちら見カメラが動作しない機種、もしくは、OSの場合はエラーを表示します。
誠に申し訳ないのですが、その機種ではちら見カメラが使えません。(注意:後述


説明

ネットワーク

ちら見カメラはWi-Fi(同一LAN内・参照機器は有線LANでも勿論可)専用です。
インターネット経由(LTEや3G、光回線などを含む)の使用には対応していません。
ご自身でネットワーク設定(ルーターの設定やVPNなど)ができる方は止めませんが、
ちら見カメラはセキュリティ的に無防備ですのでお勧めできません。
また、LAN内であっても、他の人に見られて困るような用途には使わないでください。

無線LAN本体とAndroid間での通信状況が、快適かどうかのポイントになるようです。
2.4GHzの無線LANは速度低下が激しいため、5GHzに対応した機種ならなお良いでしょう。
うちの2.4GHzでは、スチール製のラックや植木鉢の近くで通信が不安定でした。

Webブラウザー

動画を参照するためには、HTML5に対応したWebブラウザーが必要です。
また、JavaScriptが動く状態にしている必要があります。
イマドキ(2016年1月)のパソコンやスマホで動いているWebブラウザーなら、
対応していないものを探す方が難しいのではないかと思います。

カメラの動作

ちら見している間のみAndroidのカメラを動かします。
よそ見中はカメラを動かしませんので、無用な電力消費を抑えられると同時に、
Android本体の発熱を防止することができます。

Wi-Fiのスリープ設定と省電力機能

Androidの標準設定では、画面がOFFになるとWi-Fiがスリープするようです。
Wi-Fiがスリープするとちら見カメラにアクセスすることができなくなります。
画面がOFFのときでもちら見カメラを使いたい場合には、設定を変更してください。

■Android2と3?
「設定」→「無線とネットワーク」→「Wi-Fi設定」→(本体のメニューボタン)→「詳細設定」→「Wi-Fiのスリープ設定」
「電源接続時はスリープにしない」もしくは「スリープにしない」を選択する。

■Android4以降?
「設定」→「Wi-Fi」→(本体のメニューボタン)→「詳細設定」→「スリープ時にWi-Fi接続を維持」
「電源接続時にのみ使用する」もしくは「常に使用」を選択する。

※他にも色々な表記があるようです。さすがに網羅できませんので、各自お調べください。。。

また、機種によっては、省電力機能によって、Androidを操作していない時にWi-Fiを
OFFにしてしまうものがあるようです。その場合は、各機種に搭載されている省電力機能の
設定を変更するなどして対応してください。

なお、ちら見カメラからWi-Fiの接続を維持するために外側へアクセスするような機能は
搭載していません。

連続稼働

ある程度以上の時間(具体的には不明です。基準があるのでしょうか?)動かしていると、
Androidのシステムから強制終了される場合があるようです。
その場合は、Android本体を直接操作してちら見カメラを起動し直す必要があります。

自動起動

設定の「電源ON時に自動起動」をONにしていれば、Androidの電源ON時に「ちら見カメラ」を
自動的に起動することができます。
※起動時に「SIMが挿入されていません」というようなエラーを表示して操作を求めてしまう機種は、
「ちら見カメラ」が呼び出される前に一時停止し、自動起動しない場合があります。(例:IS11N)

カメラの解像度

解像度はカメラが設定可能な組み合わせが選べるようになっています。
設定出来る解像度の組み合わせは、「カメラ情報」メニューで参照できます。
初回起動時に640x480以下を自動的に設定していますので、
必要に応じて設定を変更してください。
イマドキのカメラは解像度が高いため、最高にすると処理が追いつかずに
エラーで終了する(落ちる)かもしれません。

カメラの機能と操作

撮影するカメラにピント合わせの機能がないと、「手動実行」を操作をしても
見え方は変わりません。

撮影するカメラに望遠の機能がないと、「望遠」を操作をしても
見え方は変わりません。

撮影するカメラにフラッシュ点灯の機能がないと、「照明」を操作しても
照明は点灯しませんし、見え方に変化はありません。

指示の失敗

「照明」や「望遠」は、指示のタイミングによっては設定が失敗します。
設定が失敗すると、Webブラウザーの表示と実際の状態が一致しない状態になります。
その際には、2秒程度待ってから、改めて指示を出してください。

Android2.2.x

Android2.2.xでも動きますが、カメラが選べないという制約があります。
もしかしたら、その当時の機種はカメラが1つばっかりだったのかもしれませんね。

フレーム

「ちら見する(フレーム)」は、フレームで動画部分と操作部分を分離しています。
動画部分が大きいと操作部分が画面外に隠れてしまいますので、マウスなどによる操作で
動画部分の領域を狭くして操作部分を表示させて操作してください。
スマホのWebブラウザーは画面が狭いため、フレームの調整が困難な場合があります。

ミニ

「ちら見する(ミニ)」は、タイトルや操作部分を表示しません。
複数台のAndroidを用意し、インラインフレームを並べたHTMLを自作して、
そこにミニを並べれば壮観な眺めだと思います。(※個人の感想です)

要望など

要望やカスタマイズ版作成については、個別に有料で対応させていただきます。
Google playに掲載しているメールアドレスに内容を送信してください。
要件によっては、お見積もりにも費用が発生する場合があります。


★★★危険なので要注意★★★

機種によっては、スリープ状態(画面が消えた状態)になった際に、「ちら見カメラ」が
動かなくなってしまうものがあります。この場合は色々操作せず、以下の手順を実施してください。
そして、以後、「ちら見カメラ」を使わないようにしてください。

「設定」「アプリ(機種によってはアプリケーション)」「実行中」を選び、
「ちら見カメラ」を選択して「停止」をクリックしてください。もし「ちら見カメラ」が
見つからない場合は、「キャッシュしたプロセスを表示」を選択した後で表示される
場合がありますので、そこから「停止」をクリックしてください。

「ちら見カメラ」がカメラの制御を掴んだまま動かなくなると、他のカメラを使うアプリが
使えなくなってしまいます。上記手順でもカメラが使えない状態のままの場合は、確実にカメラを
開放させるためにAndroidを再起動してください。

当方の手元にあるSH-10D(Android4.1.2)やISW11F(Android4.0.3)でこの現象を
確認していますが、原因が掴めず、具体的な対処方法を見つけるに至っておりません。
これらの機種ではちら見カメラが使えないというエラーを表示して、アプリを終了します。
他のWebCamアプリも似たような状況がありますが、ちら見カメラ程悪い状況にはならない
ものもあるため、他のアプリのご利用をお勧めします。


稼働状況

自前
情報提供
状況 機種 OS 稼働具合(※個人の感想です)
自前 SONY IS12S XPERIA 4.0.4 安定稼働しています。動画が奇麗で、操作に対する反応も速いです。
自前 富士通 T-01D REGZA 2.3.5 問題なく動いていますし、動画も奇麗です。
これぐらいのスペックと中古入手価格のAndroidがこの用途に向いているのかもしれませんね。
自前 COVIA FLEAZ F4s+ 4.4.2 安定稼働しています。カメラの性能が良くない(背面200万画素)のですが、
この用途だとこれでも十分だと思います。
自前 シャープ IS03 2.2.1 非力ゆえアクセスに対するレスポンスが遅いですが、安定して動作しています。
自前 NEC IS11N MEDIAS 2.3.5 非力ゆえアクセスに対するレスポンスが遅いですが、安定して動作しています。
背面カメラでも望遠機能がないみたいです。
自前 富士通 IS12F ARROWS ES 2.3.5 非力ゆえアクセスに対するレスポンスが遅いですが、安定して動作しています。
背面カメラは照明がありません。正面カメラはありません。
自前 × シャープ SH-10D AQUOS 4.1.2 ちら見カメラが使えない機種です。
自前 × 富士通 ISW11F ARROWS 4.0.3 ちら見カメラが使えない機種です。

いきさつ

訪問セールスに効率良く居留守対応するために、WebCamの使用を考えました。
WebCamが有線だと線の引き回しが大変ですし、無線だと買うと高いんですよね。
そしたら、ほら、Androidだと無線だし、性能が良いカメラがついてますよ。
早速、色んなアプリがあると思って試したのですが、オーバースペックだったり、
不安定だったり、常時稼働でAndroid本体が熱くなったりと、現実的ではありませんでした。
そんなわけで、仕方ないので必要最低限の機能だけを持つWebCamを自作しました。
照明については、自分は不要でしたが、調子に乗ってつけちゃいました。ははは。

たねあかし

この仕組みの種明かしをしておきます。勘が良い方はすぐ気づかれるでしょう。
「動画」と表現していますが、実際には「静止画のパラパラ漫画方式」です。
WebブラウザーはJPEGファイルを連続して呼び出しています。
AndroidはカメラからのデータをJPEGファイルにして送信しています。
そのため、動画配信であるべきはずの、時系列のデータ圧縮がありません。
動きがカクカクしているのは、都度大きなファイルを飛ばしているからです。
対象を「映像のみ」としているのも、そういう理由からです。

NanoHTTPDについて

ちら見カメラは、NanoHTTPDを使っています。
http://nanohttpd.org/